浅田文学の金字塔
らしいです。
この作品。
文庫本で読んだのですが
上下巻でおよそ900ページ。
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内容(「BOOK」データベースより)
小雪舞う一月の夜更け、大坂・
南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。
貧しさから
南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた
新選組に入隊した
吉村貫一郎であった。
“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため
守銭奴と蔑まれても、
飢えた者には握り飯を施す男。元
新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。
浅田文学の金字塔。
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あまりこの時代のものは好きなわけでなく
読まないのですが。。
そんな僕なので
侍がどうのこうのと
南部魂が、と言われても
なかなかわかりにくいわけです。
吉村さんの登場するところは訛りがきつくて
読むスピードが一気にペースダウン
とはいえ、
子を思う父
親を思う子
などの描写含めて
浅田次郎さんが描ききっています。
にもかかわらず、
幕末あたりの話については
僕自身やはり苦手なのね
と思い知ってしまった。。
この中のエピソードでは
千秋の話が好きですね。
★★★3