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大人しい絵だからか淡々と残酷に見えますが。。小山ゆう先生の「あずみ」

有名作品を多く出している小山ゆう先生の作品です。 この江戸時代始めを舞台とする少女の物語は48巻までで、 幕末編としてまた別の登場人物で始まっているようです。 面白いです。 1巻からいきなりあんなことになり、どうなるんだこの先状態。 最初、目が逝ってる爺も、途中から眼光鋭い人になり、キャラも微妙に変わっていったりはしますが、まあ気にしない。 なんたってあずみの物語なんだから。 あずみは、異人の血を引き継いでいて、容姿端麗。将軍をはじめとして数多の登場人物の心を魅了します。 でも、凄腕の剣の使い手、という設定。 小山先生の絵は、動きがあるようでないというか、シンプルで静かな絵なんですが、そのぶん、人が斬られる場面は、首やら腕がぶんぶん飛んで残酷です。 野武士集団みたいなのに、襲い掛かられて、村人は殺され姦され、命がどんどんなくなってしまいます。 昔は、こんな時代だったのだろうなと思うと、優男の僕は当時暮らせてたのかしら、、と思ってしまいますね。。 ま、 そんなわけで 子供さんには見られないほうがいいマンガでしょう。 とはいえ非常に読みやすい作品です。 あまりにあずみがスーパ過ぎてという向きもおられるでしょうが、許してあげてください。 最終話があっけない、というだけでだめにもなるわけでなく。 僕はむしろ、これくらいの終わりでも良かったのかなとも思えます。 ★★★★★5
あずみ (1) (ビッグコミックス)あずみ (1) (ビッグコミックス)
(1995/03)
小山 ゆう

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