あずみ (1) (ビッグコミックス) (1995/03) 小山 ゆう 商品詳細を見る |
大人しい絵だからか淡々と残酷に見えますが。。小山ゆう先生の「あずみ」
有名作品を多く出している小山ゆう先生の作品です。
この江戸時代始めを舞台とする少女の物語は48巻までで、
幕末編としてまた別の登場人物で始まっているようです。
面白いです。
1巻からいきなりあんなことになり、どうなるんだこの先状態。
最初、目が逝ってる爺も、途中から眼光鋭い人になり、キャラも微妙に変わっていったりはしますが、まあ気にしない。
なんたってあずみの物語なんだから。
あずみは、異人の血を引き継いでいて、容姿端麗。将軍をはじめとして数多の登場人物の心を魅了します。
でも、凄腕の剣の使い手、という設定。
小山先生の絵は、動きがあるようでないというか、シンプルで静かな絵なんですが、そのぶん、人が斬られる場面は、首やら腕がぶんぶん飛んで残酷です。
野武士集団みたいなのに、襲い掛かられて、村人は殺され姦され、命がどんどんなくなってしまいます。
昔は、こんな時代だったのだろうなと思うと、優男の僕は当時暮らせてたのかしら、、と思ってしまいますね。。
ま、
そんなわけで
子供さんには見られないほうがいいマンガでしょう。
とはいえ非常に読みやすい作品です。
あまりにあずみがスーパ過ぎてという向きもおられるでしょうが、許してあげてください。
最終話があっけない、というだけでだめにもなるわけでなく。
僕はむしろ、これくらいの終わりでも良かったのかなとも思えます。
★★★★★5