文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) (1998/09/14) 京極 夏彦 商品詳細を見る |
京極夏彦さんのデビュー作!厚い。。「姑獲鳥の夏」
初めて読みました。
京極さん。
面白かったです!
妖怪ものを期待してたりしてたんですけどもね。
嬉しい勘違いでしたね。
妊娠してから20ヶ月を過ぎてもまだ出産しない妊婦、
旦那はある日失踪、彼がどうなったか知りたいと
妊婦の姉が探偵を尋ねてくる。。
といった内容。
で、ミステリとして見た場合は、
となると強引な展開、というかが気にはなります。
でもそれなのになぜ面白いか。
多分この本の読み方はちがうんですよ、きっと。
昭和44年生まれの僕は体験したことはないけれども
なにが出るかわからない平安の京都にも似た
昭和初期の戦後間もない頃の怪しさの漂う街で
古本屋主人の京極堂の講釈を受けている関口巽に
己を反映させて、
その雰囲気を味わう、
きっと、そんな本なのです。
もうね、怒涛やら圧倒やら
そういった単語が、
この本にはお似合いよ!
って感じw
次のも読む予定~。
これが本命だったのではありますが
「魍魎の匣」
楽しみにしとこ!